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西宮市の【はやしま小児科】|小児科、乳幼児健診、予防接種、発達相談、言語訓練、学習アセスメント|【土曜午後】も診療

TEL:0798-63-3232

兵庫県西宮市荒木町16-7 [地図]
水日祝休診 [診療時間はこちら]

学習アセスメント外来assessment of learning

お子さんにどれか当てはまるエピソードはありませんか?

□ 読む速度が非常にゆっくり
□ 文字を一つ一つ拾って読む(逐次読み)
□ 単語または文節を途中で区切ってしまうことが多い
□ 読み飛ばし、読み間違いが多い
□ 指でなぞりながら読むと、少し読みやすくなる
□ 「は」と「わ」、「を」と「お」など同じ発音の表記を間違いやすい
□ 小さい文字の入った「ちゃ」「ちゅ」「ちょ」などがうまく認識できない
□ 漢字の音読みと訓読みの使い分けができない
□ 文字は読めても内容を理解するのが難しい
□ 長い文章を読むと疲れる
□ 文字の形や大きさがバラバラ、マス目や行からはみ出してしまう
□ 句読点が抜けたり、不適切な場所に付けてしまう
□ 鏡文字(文字の左右が逆)や、雰囲気で「創作文字」を書く
□ 漢字の間違いが多い(線が1本多い、少ないなど)
□ 黒板やプリントの字を書き写すのに時間がかかる
□ 全体への指示や説明を理解することが難しい
□ 言葉を聞き間違えることが多い
□ 聞いた内容を記憶にとどめておくことが難しい
□ 文字の発音がうまくできない
□ 頭に浮かんだことを端的に話すことが難しい
□ 話しているうちに内容がそれてしまう
□ 主語・述語などの文法構造を理解するのが難しい
□ 助詞(てにをは)の誤用が多い
□ 文章(作文)を書くことが難しい
□ 数字を読んだり書いたりするのが難しい
□ 他の教科に比べて、算数だけが極端に苦手だ
□ 数を数えるのが苦手、時計が読めない
□ 数の大小比較の理解が難しい
□ いつまでも指を使って計算する
□ 少数や分数の意味が理解できない
□ 筆算が困難である
□ 九九がなかなか覚えられない、九九を覚えても計算に応用できない
□ 算数の文章題を解くことに困難がある
□ 表やグラフを含む問題を解くことに困難がある
□ 図形の理解、図形を描くことに困難がある
□ 筆圧が強すぎる、または弱すぎる
□ おりがみが苦手
□ ハサミを使った作業が苦手
□ 定規・分度器・コンパスを上手に使えない
□ 鍵盤ハーモニカやリコーダーがうまく演奏できない

限局性学習症とは

「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」「推論する」などの能力のうち、
特定の一部もしくは複数の分野に困難を認める状態を指します。

会話(話し言葉の理解や表現)は普通にできるが、
見た文字を判別して理解したり、音にして読むことが苦手なディスレクシア(読字障害)
読んで理解することはできるが文字で書くことだけが苦手なディスグラフィア(書字障害)
算数だけに困難さを認めるディスカリキュア(算数障害)などがあります。
また、いわゆるグレーゾーンと言われる子どもたちも数多く存在します。

このような子どもたちは、努力してもうまくいかず、繰り返し注意を受け、怠けていると判断されるために、勉強嫌いになったり、 「どーせ僕なんて、私なんて」と無気力になる場合もあります。 また、初めて見る文章で読みが難しいことや書くことにも困難さがあるために、理解できているにもかかわらず、 テストでは結果的に点数が低くなってしまい、進学が難しくなる場合もあります。

読み書きの速度は、子どもの学習に大きく影響します!

読みの速度が遅い
→ 理解が不十分なままに教科書の学習が進んでいってしまう

書きの速度が遅い
→ 試験の途中で時間切れになってしまい、理解できているにもかかわらず能力が低く評価されてしまう

どちらも結果的に自信が持てず、勉強に対して苦手意識を持ったり、学習意欲が低下してしまうリスクがあります。 また、学齢期に読み書き困難のエピソードを持つ人は、成人になっても読み書きの問題が残ることが指摘されています。 そのため、できるだけ早期に読み書きの困難さをきちんと評価し、本人に合った学習方法や工夫・対策を考えることが重要だと思われます。

「誰だって凸凹があって当たり前」・・・ですが、その凸凹(得意と不得意)を知っているのか知らないのかで、 その後の学習への影響には大きな差が出る可能性があります。

読み書きが苦手な子どもへの対応による違い(例)

▼ パターンA
苦手なところをひたすら注意され叱られ、頑張れ頑張れと言われ、努力するが改善しない
→ いつも注意ばかりしてくる親に対する反抗心↑、自己肯定感↓
→ どうせ僕にはできない、勉強なんかしたくない、学校行きたくない
→ 他の教科も含めて勉強自体が嫌いになる、不登校

▼ パターンB
苦手分野が判明し、自分に合った学習法で理解ができるので、苦手ながらも授業に参加する
→ 「僕、国語は苦手やねん、でも算数(体育)は得意やで」
→ 苦手さは抱えながらも、勉強自体は嫌いになっていない!

もしかしたら、お子さんが勉強ぎらいなのには理由があるのかもしれません。 頭の中で理解はできているのに、読み書きが苦手なせいで本来の能力を発揮できず低い評価を受けて、 結果、勉強というもの自体が嫌いになっているかもしれません。
もちろん勉強がすべてではありません。勉強ができないこと=悪いことでもありません。 しかし、勉強が嫌いになるか、そうでないかが、その後の習熟度、ひいては学校生活にまで 大きな影響を与えるかもしれないということは想像に難くありません。

学習面における凸凹を評価することによって、
お子さんに合った学習方法を見つけるヒントが見つかるかもしれません。

【学習アセスメント外来のご案内】

▼ 対象
小学1年生〜6年生 (上記チェックリストに当てはまる方)

▼ 目的
学習アセスメント外来は、診断をつけることが目的ではありません。
学習面におけるお子さんの凸凹を知ることが目的です。

▼ 受診方法
初診(金曜日16:00〜 :1枠15〜20分)
完全予約制ですので、WEB予約または窓口までお電話ください。
※保護者のみでの受診はできません。

▼ 初回受診時にお持ちいただくもの
 ・ 過去に受けた発達検査(新版K式やWISC-Wなど)の結果(ある方のみ)
 ・ 学校の連絡ノート
 ・ 母子手帳
 ・ その他お子さんの特徴が分かる資料(国語や算数のノート、作文、日記帳など)

▼ 受診回数と費用
(※お子さまにより異なりますので、およその目安については受付までお尋ねください。)

限局性学習症は、基本的に知的発達の遅れがないにもかかわらず、「読み」「書き」「算数」などの基本的な学習能力のいずれかに著しい困難を示す状態を指します。そのため評価するに当たって、知能検査(WISC-W)を受けていることが必要となります。 過去2年以内に知能検査を受けていない場合は、まずはじめに知能検査を受けて頂く必要があります。

▼ ご予約
WEB予約は【こちら】


はやしま小児科

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TEL. 0798-63-3232