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みなさん、「弱視」ってご存知ですか?
赤ちゃんは生まれたばかりの時は、明るいか暗いか位しかわかりません。しかし、1ヶ月位でものの形が、2ヶ月位で色が分かるようになり、
3ヶ月になると動くものを追って目を動かせるようになります。
そして、6歳頃には大人とほぼ同等の視力になるようです。
人間のいろんな能力は、正しく繰り返し使うことで発達しますが、
視力もその一つで、赤ちゃんの頃からいろいろな物を見ることによって、それが刺激となり神経細胞や脳細胞が発達していきます。
健康に視力が発達するためには、両目を同時に正しく使って見る、ということが重要です。
しかし、この視力が発達する時期に適切な刺激が得られないと、
視力の発達が妨げられてしまいます。このように視力が悪い状態で止まってしまうことを「弱視」といいます。
弱視の原因としては、屈折異常(近視・遠視・乱視)や斜視、不同視などがありますが、
3歳児健診でこれらが見逃された場合に、治療が遅れ、十分な視力が得られないとの指摘がなされています。
※毎日新聞の記事(2017年1月30日)は【こちら】
日本小児科学会にも「3歳児健診における視力検査の実施について」として、厚生労働省より協力依頼が来ています。詳しくは【こちら】※PDFファイル
弱視も発達障害と同じく、早期発見・早期治療が重要なんですね。
でも、小さなお子さんや発達キッズの場合、検査自体が難しいことも多いですよね。
「指さしができない」「理解ができない」「じっとしていられない」「話が聞けない」など・・・で、結局「まぁ、仕方ないか」となってしまったり、
健診の場で測定できなかったために眼科受診を勧められても、「眼科に行ったとしてもまた検査をするのに一苦労だし、普段の生活では視力に問題なさそうだし」と、
ほったらかしにしてしまうこと・・・ありますよね。
そんな悩みを抱えたママさんたちに朗報です!
お母さんに抱っこされた状態で、たった数秒で近視、遠視、乱視、不同視、瞳孔不同などの異常を検出することが可能な検査機器(対象:生後6ヵ月〜大人)を、今回新たに導入しました。
その名も「スポットビジョンスクリーナー」です!
詳しくは【こちら】※PDFファイル
検査結果のサンプルは【こちら】※PDFファイル
スクリーニング検査のご希望があれば、どなたでも検査可能です。(1回:500円)
・テレビや絵本を見るときに目を細めたり、首をかしげたりする
・何となく、目の位置が偏っている気がする
・絵本などに集中するのが苦手
・テレビを見る位置が異常に近い
・つまずきやすい、転びやすい
・絵や物、人を見まちがえることがある
・視力検査などで目を隠すのを極端に嫌がる
・階段を異常にこわがる
などの症状がある場合には、一度検査を受けることをおすすめします。
もし異常が見つかった場合には、眼科専門機関に紹介いたします。
3歳児健診や就学前健診などで視力検査がうまくできなかったなど、
お子さんの視力について気になる場合は、お気軽に当院へご相談ください。
〒663-8025
西宮市荒木町16-7
TEL. 0798-63-3232